ほかの精神疾患との合併

ほかの精神疾患との合併

自己愛性パーソナリティ障害の人は、虚像と化した自分現実の自分との間で常に揺れ動いています。

そこからストレスや心の負担が大きくなり、ほかの精神疾患と合併することは、頻繁に起こり得ることです。

ここで、どのような合併症状が考えられるか、見てみましょう。

うつ病

本当の自分ではない自分を演じ続けることに疲れ、迷い、気付けばうつ状態になっていることが考えられます。

拒食症

痩せている姿こそが美しいという思い込みから、食事を拒否するようになることがあります。

過食症

本当の自分の姿を隠すことに日々ストレスを感じ、暴飲暴食に走る可能性があります。
その程度がただの大食いを通り越して、異様なまでの食欲に達すると、過食症を疑わなくてはなりません。

不眠症・睡眠障害

ストレスやそのほかの精神的疲れは、睡眠状態に影響します。
睡眠に問題がある人は、心が不安定な場合が多いです。

パニック障害

ある日突然自分が崩れ去るという強烈な不安を感じ、そこから過呼吸になる場合があります。
誇大妄想に縛られている分、抑圧していた不安が一気に溢れ、それがパニック障害の引き金になり得ます。

不安障害

この場合は逆に、理想的な自分でいるのかどうかを日々不安に感じている状態です。
人目が気になりすぎて生活に集中できず、安堵することができなくなります。

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